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第31回 脳トレ「明るく 笑いながら 脳力アップ」

 シルバー・リハビリ体操から始め、動きを付けた『パプリカ』を歌い、ピアノ伴奏で『小さい秋みつけた』を歌いました。生の伴奏は、いいですね。今回は『パプリカ』の振りが、皆さんよく揃っていて、見ていて気持ち良かったです。

 

 何気なく歌っている『小さい秋みつけた』。この歌に込められた作詞家サトウハチローの生い立ちから来る思いが解説され、ちょっと切なくなりました。

 サトウハチローは、幼い時に脇腹に大やけどを負います。その後遺症のせいで、お母さんに背負われて、小学校に通いました。そのお母さんとは、中学生の時に、別れています。死別ではなく離別です。父親の作家である佐藤紅緑が、舞台女優三笠万里子と同棲し、母親と別れたためでした。三笠万里子と佐藤紅緑の娘が、作家の佐藤愛子です。

 さていよいよ、講師のスポーツトレーナー大内由梨花さんから、簡単に脳トレの紹介があって、実際にトレーニング開始です。

 サランラップの芯のような筒を使った、二人一組の筒掴みから始まりました。これが結構難しくて、掴めなくて、すっと落ちてしまいます。つい夢中になりました。次はボールを使った、ボール掴みトレーニング。色の異なったボールを片方の人が二つ持って、落としたボールをもう片方がキャッチします。キャッチする側は、最初は膝に手を置いておきます。まずは、落とす方のボールの色を言ってから落とします。これはキャッチし易かったですが、次のレベルで、動きだけで判断して掴むのは結構難しかったです。

 休憩の後は、テーブルにお手玉を置いてのトレーニング。12個全部を一瞬でもいいから積み上げる。何人かが成功していました。お手玉の積み方にコツがあるようです。上手くへこませて交互に重ねていくと、全部積みあがる。その一瞬を狙って写真に収めるのも、楽しかったです。

 そして次にやったのが、お手玉で割り箸を囲って、周りのお手玉を一つずつ順番に取っていくトレーニング。割りばしが倒れて、完全にテーブルに着いてしまったら、ゲームオーバー。この辺りで疲れが出たグループもありました。

 最後は、紙コップ3つのどれかにお手玉を隠して、それをぐるぐる動かし、どのコップにお手玉が入っているかを当てる。ただこれは、紙コップが軽すぎて、中のお手玉が見えてしまって、なかなか上手くいきませんでした。

 「脳トレ」中は、真剣に取り組みながらも、ずっとげらげら笑い声が響いていました。皆さん、楽しそうでした。

 大内由梨花先生、ありがとうございました。また、お目にかかれることを楽しみにしています。参加された皆さんも、期待されていると思います。今回も、参加して下さった皆さん、ありがとうございました。やはり、みんなで大声で笑い合えるのは、脳力アップに効果的ですよね。