第39回 巻きパンを焼こう

 今回は、パン生地を発酵させなければならないので、最初に生地作りから始めました。スタッフの一人は趣味でパン屋をやっていた方です。彼女が松戸のパン屋ZOPF(ツオップ)さんの講習会で教えてもらったやり方を、かなり簡易化して教えてくれました。

 皆さん、真剣に耳を傾け、言われた手順で次々にこなしたのはさすがです。この捏ねるところが一番大変ですが、交代で捏ねていました。飽きた方もいましたが。

 

 捏ねたパン生地を、今回は時間と温度(30℃以上)の制約があるので、オーブンで40分弱温めました。その間に多目的室に移動して、シルバー・リハビリ体操と「茶摘み」を歌いました。

 代表から今日の企画が出来たことの嬉しさが語られ、しおかぜみなとの施設が新しくなったことも喜ばしいと挨拶がありました。

 

 不可思議に魅力的な右というか上の作品は、多目的室に掛けられた段ボールアートです。スタッフの一人が創ったものですが、部屋の雰囲気に溶け込んでいて違和感がなく、施設に最初から掛けられていたかのようです。

 

 さあ、いよいよ、発酵生地を焼きます。捏ねたものが上手く発酵しているかどうか、気になって仕方のない参加者さんもいました。

 外のコーナーへ移動して、発酵した生地を細く伸ばし、二人一組になって四角い棒に巻きつけます。その後、男性陣が熾しておいた炭火でくるくる回しながら焼きました。皆さん、焼くときは炭火の周りに集まって、ああでもないこうでもない話しながら楽しそう。幾つになっても、こういう行事はにぎやかです。

 焼きあがった巻きパンを食べている時の、皆さんの笑顔がすべてを物語っています。楽しい時間を共有できました。ありがとうございました。

 そして、しおかぜみなとの新しくなった施設を使えて本当に良かったです。参加者さんからも、「こういう場所はもっと使わないともったいないわねぇ」という声を頂きました。

 事前に準備会をやって、色々な問題点を洗い出しての本番でした。事前講習会の段階から参加して下さった方には、心からお礼を申し上げます。

 <終わり良ければ総て良し>って本当ですね。やったー!