21日は、その前日と打って変わって、「暑さ寒さも彼岸まで」を実感した一日でした。今回の展示作品はハワイの朝をイメージしたもので、ジンジャーの花が添えられていました。とても香りがよかったです。
ジンジャー・リリーは江戸時代に日本に入ってきたようですが、原産地はインド、ネパール、マレーシアなどの熱帯で約40種くらいの原種があるようです。新しい品種は7月ごろに見頃を迎えるようですが、古い品種は秋口まで花を楽しめます。ハワイをイメージして添えられた花です。
カフェが始まる前、出演者が準備している間に「スマイルあおぞらバス」の話が、スタッフの一人から紹介されました。10月10日までは、65歳以上の高齢者は無料で利用できます。11月19日に「スマイルあおぞらバス」のルートや時間などを含めた改善のための勉強会をやるそうです。場所はまだ未定です。
恒例のシルバー・リハビリ体操で、軽く身体をほぐしてから、『パプリカ』と『虫の声』を歌いました。
いよいよ「ハワイアンバンドレアレア」が始動しました。メンバーの方が、鈴やタンバリンを配ってくれて、音楽に合わせて私たちも音を添えて参加。
最初はフラの先生お二人が踊る『カイマナヒラ』です。カイマナはダイヤモンドのことで、ヒラは丘を意味します。ハワイのオアフ島、ワイキキビーチの象徴であるダイヤモンドヘッドを歌った曲です。何度か出てくるフレーズが
「カイマナヒラが美しく見えた
カイマナヒラは高くそびえていた」
です。ハワイの人たちのカイマナヒラへの思いがゆったりとした曲調とフラの踊りで心地よく伝わってきます。カイマナヒラって、日本でいう富士山なのかなぁ。
『パーリーシェル』(真珠貝の唄)を5人で踊ってくれた後、歌のパートに移りました。
『オー・シャンゼリ』は一部フランス語をなんだか流れで歌ってしまい、『ボケます小唄』と『ボケない小唄』を一緒に歌いました。この曲は何度聞いても、納得しつつ笑ってしまいます。
その後は、フラの皆さんが衣装を変えて『プア リリレファ』を踊ってくれました。プアは花を意味し、リリレファはサルビア科の赤い花の名前ですが、パロロの谷に降るやさしい雨のことも意味するそうです。次の「月の夜は」では、参加者全員が指導を受けながら、一緒に踊りました。
フラの皆さんが次の衣装に着替えている間、『里の秋』、『切手のない贈りもの』、『思い出の渚』、『いい湯だね』をレアレアの演奏に合わせて、みんなで歌いました。懐かしい歌ばかりで、気持ちよく合唱できました。
最後にフラの方たちが赤い華やかな衣装で登場して、『童神』と『フラガール~虹を』踊ってくれました。
『フラガール』というと、映画の激しい踊りをイメージしてしまいますが、ゆったりと踊るフラもいいものです。これなら、私たちも緩やかに音楽に合わせて踊れそうだな、なんて思わせられます。
最後は、全員参加の「踊らにゃそんそん」になりました。座っている人も立っている人も、見よう見まねで音楽に合わせて、フラを楽しみました。
フラの横須賀先生の自己紹介の時、「80歳になって至る所に故障が出てきていますが、踊ると元気になります」という言葉が印象的でした。フラはゆったりと踊りますが、結構、運動になります。そして、フラの音楽は自然への思いと人への思いが一体化していて、気持ちが緩まされます。歌詞を読んでいると、伸びやかに自然と共生する姿が伝わって来て、こういう生活もいいなぁと思います。
歌も何曲も歌って発散できました。全員参加のフラは、参加者さんたちも楽しかったようです。
レアレアの自己紹介で、「退屈な演奏に付き合って下さりありがとうございます」と挨拶された方、そんなことありません。はまぎくカフェの代表からの締めの挨拶でも「むしろノーギャラで楽しませてもらって、こちらこそ申し訳ありません」というような言葉が出ました。参加した方たちから、楽しかったという言葉をたくさん頂きました。
「ホクラニ フラ スタジオ」の皆さん、ありがとうございました。「ハワイアンバンドグループ レアレア」の皆さん、お忙しい中練習お疲れ様です。楽しませて頂きました。またお会いできるのを楽しみにしています。