クリスマス(降誕祭)の季節です。キリストの降誕を待ち望む期間がアドベント(待降節)ですが、この始まりの日曜日は二つの言い方がされます。25日(クリスマス)に一番近い日曜日から4つ遡った日曜日を第一主日として24日のクリスマスイブまでがアドベント。もう一つは11月30日の「聖アンデレの日」に最も近い日曜日から24日まで。ほぼ4週間がアドベントですが、ラテン語の到来を意味するAdventus(アドベントゥス)から来ています。
キリストの誕生日がいつかは、聖書には書かれていません。12月25日に固定されたのは、教皇ユリウス1世(在位337‐352)の時です。この時期に大きな祭りを行うのは古い時代の慣習で、ローマ人やゲルマン人の間では冬至の祭りが盛大に行われていました。彼らをキリスト教に改宗させたかった揺籃期のキリスト教会は、ここにキリストの誕生日を持ってきたようです。既存の祭日を出来る限り利用することを考えていたからのようですが、賢いなぁと思いました。祭りを乗っ取ったわけです。
シルバー・リハビリ体操の後、『いつでも夢を』と『あわてんぼうのサンタクロース』を歌いました。タイ旅行から前日帰国した歌担当スタッフは、声が出ないですと言いながら、十分な声量でみんなを引っ張ってくれました。『あわてんぼうのサンタクロース』には振りが付けられて、クリスマス気分を盛り上げました。
そして、いよいよ、大内由梨花さん指導の脳トレが始まりました。まずはお手玉を使った体操から。このお手玉、ちょうど手の内に収まるサイズで、持ちやすかったです。大内さんの手作りお手玉。
お手玉を手の甲に乗せて上に投げてキャッチ。右手も左手もやりました。お手玉を眼で追う時、眼が付いて行かない、と思う瞬間が何度かありました。動体視力と静止視力は違うと言われますが、実感しました。
足を持ち上げていて、持ち上げた太ももの下でお手玉を手から手へ移す動作では、皆さん必死に頑張りました。頭にも身体にも良い運動になりました。
身体をほぐすトレーニングの後、テーブルを使ってのトレーニング開始。最初は、お手玉2個を投げて落ちたところの数字を加算して競うゲームです。これは距離感を把握するトレーニングになります。
投げる位置から遠いところに高得点が書かれていて、かつ外すと落下という場所です。このグループでは、一人の方がギリギリ狙いで2回高得点を出しました。
高く投げ上げて、放物線を描きながら落ちるようにすると上手くいくと教えてもらいました。なるほどですが、現実は、イメージ通りにはなかなかいかないですね。
次に、テーブルの周りに集まり、紙コップとお手玉を使ったトレーニングを二つやりました。まずやったのは、伏せた紙コップの一つにお手玉を入れて、それをぐるぐる回して、さあどれーだ。
皆さんしっかり見ていて、指差し確認は全部当たっていました。分からなくするのは、難しかったようです。あまり速くやると、お手玉が見えてしまいます。それでも何とか分からなくしてやるぞってトライしていました。
2番目にやったのがお手玉ボーリング。一人3投で、紙コップ10個をならべて、そのうち何個倒せるかを競いました。最初は脇に逸れたり、間をすり抜けたりと、全部を倒すのは至難の業でした。段々慣れてくると、どのグループも結構パーフェクトが出ていました。
私が加わったグループも2回目は、全員がパーフェクトでした。私も1回目は、紙コップを3個くらいしか倒せなかったのが、2回目はパーフェクト。「みんなパーフェクトだよ」の掛け声にちょっとプレッシャーを感じながらも、出来た瞬間は思わずガッツポーズがでました。
最後は2グループになって、風船を使ったトレーニングでした。最初は普通に風船をトスして回しました。手で繋げた後は、足。その後は右手左手右足左足の順で、1・2・3・4と番号が振られました。風船をトスする人が、番号を言います。受け取る人はその番号に合った部位で風船をキャッチして、新たに番号を言って回します。
これが爆笑の渦を巻き起こしました。2番と言われて左手だと思ってキャッチすることに必死になると、自分が番号を言うことを忘れます。あるいは声が通らない。3番や4番になると足で受けますから、よけい必死になって、自分が番号を言うことを忘れます。周りから「何番?何番?」と言われ、「えー、2番」なんていう時には風船は落ちています。あっちからもこっちからも「アハハ、アハハ」、「うわー」が連発されていました。
一番大笑いしていたトレーニングのとき、私も参加していて、写真を撮れませんでした。参加者さんからは、「一週間分笑ったわ」との声もありました。
大内先生、楽しい脳トレ、ありがとうございました。参加者の皆さん、楽しかったですね。また、やりましょうね。